OUTLINE
京都市内の五条付近に建つ築50年以上の京町家を改修した一棟貸し宿「季楽 京都 銭屋町」のアートワークの制作ならびにディレクションを担当しました。
日本の銭湯には、男女それぞれの入口を示すため、藍(男性)と朱(女性)の暖簾が掛けられています。そこから着想し、隣接する2棟の一棟貸し宿にはそれぞれ「藍」と「朱」という名前が付けられました。鮮やかな日本の伝統色を随所に取り入れたユニークな設えが、伝統建築の趣きの残る空間を彩ります。
室内には改修時に出た廃材を再利用した装飾や、実際に銭湯で使われていたタイル絵の一部を使ったアートワークが設置され、各棟に散りばめられた「藍」と「朱」を探していただくのも楽しみの一つとなっています。
CREDIT
クライアント:株式会社Nazuna
空間プロデュース : 乃村工藝社
アートワーク制作・ディレクション : Qe to Hare Inc.