OUTLINE
株式会社サイバーエージェントの広告部門に所属するマーケティングチームを対象に、東京藝術大学教授で現代美術家の大巻伸嗣氏とQe to Hareの共同企画によるアート思考ワークショップ「感覚の目覚め」において、プログラムの企画設計・構成・ファシリテーションを担当しました。
本ワークショップは、人間の根源的な感覚知を起点に、組織内の創造性と共創性を再起動する場として設計されました。
アート作品を介した“鑑賞”ではなく、身体を通して“世界を知覚し直す”ことを軸に据え、参加者一人ひとりが自身の感覚と意識を見つめ直す時間となりました。
当日は、大巻氏によるトークを起点に、「空気の気配」や「視点のズレ」など、微細な認知をめぐる問いかけが投げかけられ、参加者たちはその問いに対して言葉ではなく感覚で応答するような思考のプロセスに踏み込みました。Qe to Hare代表の田中英行は全体をナビゲートしながら、アートを通じて組織の知覚構造を揺らすような体験を設計。
本企画は、サイバーエージェントマーケティング組織が掲げる「日本で最もクリエイティブな組織へ」という中長期ビジョンの一環として位置付けられ、論理や数値に偏重しがちな営業組織の“感じる力”を再起動する試みとなりました。






Photo: Kaori Yamane