
写真:茶人・天江大陸氏の茶室でのプログラム
6ishiki 覚醒プログラム
身体感覚を再認識し、体感から得る情報の解像度を上げる
フィールドワークベースの体験プログラム
6ishiki 覚醒プログラムとは
6ishiki(ムイシキ)覚醒プログラムは、身体感覚を通じて世界を捉え直すための体験型プログラムです。
仏教用語である「六根清浄」─五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)に六つ目の意識を加え、この六根のはたらきを煩悩や執着から解放し、清らかにすること─に由来する名称のもと、日常では見過ごされがちな身体からの情報を丁寧に拾い上げ、自己と世界の関係性を新たに感じ直す体験を提供します。
VTS-Cが視覚と思考を通じた認知のトレーニングであるならば、6ishikiは身体と五感を通じた認知の拡張です。京都という歴史と文化が息づく土地でのフィールドワークを通じて、感覚の解像度を上げ、身体知を育みます。

なぜ今、身体感覚なのか
現代のビジネスパーソンの多くは、デジタル画面を通じた情報処理に大半の時間を費やしています。視覚と思考に偏重した日常の中で、私たちの身体感覚は鈍化し、身体から得られる豊かな情報が見過ごされています。
しかし、認知科学の最新研究「身体化された認知(Embodied Cognition)」が示すように、人間の思考や判断、創造性は身体と切り離せません。温かいコーヒーを持つと相手への印象が温かくなる、重いファイルを持つと仕事が重要に感じられる―こうした身体感覚が、私たちの認知や意思決定に大きな影響を与えているのです。
デカルト的な心身二元論を超え、身体・知覚・環境が動的に関連し合う中で思考が生まれるという新しい認知モデル。6ishikiプログラムは、この身体知を実践的に体験し、ビジネスや人生における感受性と創造性を根本から高めます。
プログラム体験の例

片本オーガニックファーム:土と食の循環を感じる
有機野菜を育てる畑で、土に触れ、野菜を収穫し、その場で食べる。土の匂い、野菜のみずみずしさ、太陽の温もり。循環する生命のシステムを身体で理解する体験は、持続可能性や生態系といった抽象概念を、触覚と味覚を通じて具体的に感じ取る時間です。

松栄堂:香りと歴史が紡ぐ文化体験
京都の老舗お香専門店・松栄堂での体験。製造現場を見学しながらお香にまつわるレクチャーを受け、香道体験を通じて嗅覚への深いフォーカスを体験します。香木の繊細な香りの違いを識別する過程で、普段意識しない嗅覚の解像度が劇的に高まり、香りが持つ文化的・歴史的な文脈が身体に刻まれます。

茶人・天江大陸氏の茶室:身体的美学と五感の覚醒
禅寺の敷地にある茶室で、坐禅と茶道を体験。茶道が持つ身体的美学―一つひとつの所作、茶碗の重み、抹茶の苦味と甘味、畳の感触、静寂の中の音―様々な五感へのささやかな刺激が、身体全体をアクティベートさせます。この体験は、「ととのい」を超えて「内なる問いをひらく」時間となります。

その他のオーダーメイド体験
京都の禅寺での瞑想体験、サウンドアート、サウナなど、目的や参加者に応じて様々なプログラムをオーダーメイドで設計可能です。
6ishikiプログラムで得られるもの
身体感覚の解像度向上
日常で見過ごしている身体からの情報を意識的に受け取る訓練により、五感の解像度が飛躍的に高まります。これは、細やかな変化や違和感を察知する力、環境や他者の状態を敏感に感じ取る力につながります。
身体化された認知の理解
認知と身体は切り離せないという身体知の実感を得ることで、思考の質が変わります。抽象的な概念も身体的メタファーを通じて理解され、より深く、より創造的な発想が可能になります。
存在の感覚の回復
デジタル環境から離れ、「今ここ」に在る感覚を取り戻します。マインドフルネスやウェルビーイングといった概念が、単なる知識ではなく体験として腹落ちし、日常に持ち帰ることができます。
文化と身体の接続
京都という歴史的文脈の中で、茶道・香道・禅といった日本の身体文化を体験することで、文化とは頭で理解するものではなく身体に宿るものだと実感できます。これは、ブランディングやデザイン、空間設計において重要な視座となります。

写真:松栄堂での香道体験の様子
こんな方におすすめ
- クリエイター・デザイナー:五感を研ぎ澄まし、感性の解像度を高めたい方
- マーケター・プランナー:身体的メタファーを活用した表現力を磨きたい方
- リーダー・経営者:直感や身体感覚を信頼し、意思決定の質を高めたい方
- 研究開発職:身体化された認知の理論を実践的に体験したい方
プログラムの特徴
フィールドワークベース
教室やオフィスを離れ、実際の現場―畑、工房、茶室、寺―で身体を動かしながら学びます。
京都という文脈
1200年以上の歴史を持つ京都の風土、文化、美意識が、プログラム全体の背景として織り込まれています。
オーダーメイド設計
参加者の目的や関心に応じて、プログラム内容を柔軟にカスタマイズできます。
理論と実践の統合
身体化された認知(Embodied Cognition)という最新の認知科学の知見をベースに、実践的な体験を設計しています。
導入実績
株式会社サイバーエージェントの新事業部をはじめ、イノベーションと感性を重視する企業の人材育成プログラムとして採用されています。
6ishikiという名前に込めた想い
「6ishiki(ムイシキ)」という名称は、京都府亀岡市にある同名の宿泊施設のコンセプトと共通しています。
五感に六つ目の意識を加えた「六根」を清らかにする―修験道や巡礼で唱えられる「六根清浄」に由来するこの言葉には、感覚と意識を繋ぎ直し、再覚醒させるという願いが込められています。
宿泊施設「6ishiki」がサウナとアートを通じて「自己と世界を新たに感じ直す」場であるように、6ishiki 覚醒プログラムもまた、空間・身体・意識を編み直すことで、人間存在そのものの在り方を問い直す体験となることを目指しています。
プログラム開発者の言葉
「身体は世界を理解するための最も原初的なインターフェースです。デジタル時代だからこそ、私たちは身体感覚を取り戻し、身体知を育む必要があります。それは単なるリフレッシュではなく、認知と創造の根本的な拡張なのです。」
▶︎お問い合わせ

写真:片本オーガニックファームでの収穫体験と土の循環セッション